高級すだち「白鷺」

徳島県の山間部、神山町。澄んだ空気と豊かな水に恵まれたこの地で、Lio groupが手がけるオリジナルブランドすだち「白鷺（しらさぎ）」は栽培されています。

「白鷺」は、限られた面積――わずか**7畝（約700平方メートル）**の畑で丁寧に育てられる、高品質なすだちです。清らかな水源と寒暖差のある気候により、爽やかな香りとしっかりとした酸味を兼ね備えた、まさに“料理を引き立てる名脇役”と呼ぶにふさわしい味わいが生まれます。

しかし、自然の恵みと同じくらい、自然の脅威とも向き合わなければなりません。神山町では近年、野生の鹿による食害が深刻化しており、春先には若い枝や実が食べられてしまう被害が続いています。特に実をつける時期に枝を折られてしまうと、その年の収穫に大きな影響を及ぼすため、生産者としては大きな課題です。

それでも、Lio groupでは「白鷺」の品質を守るため、柵の設置や環境整備など地道な対策を重ねながら、ひとつひとつの実に愛情を込めて育てています。

“本当に美味しいすだちを届けたい”

そんな思いを込めて、今年も「白鷺」は静かに実りの季節を迎えています。